我が家には大小7本の水槽があります。以前はそれぞれの水槽にヒーターを設置してましたが、最近は家庭用エアコンの省エネ性能も向上していることもあり、引っ越しを機にエアコンによる水温管理に変更しました。切り替えてから約1年経過したので、どれくらいの電気代がかかっていたのか検証してみました。
エアコンで水温管理した我が家の電気代
以下は我が家の2020年3月〜2021年2月の電気代です。名古屋の賃貸マンション(1LDK)、エアコンはダイキンのF36UTES-W(2018年製)です。エアコンの設定温度は夏場は26℃、冬場は24℃で24時間稼働させています。水槽の水温はエアコンの設定温度から-1.0℃程度で維持できています。
月 | 使用料(kWh) | 電気料金(円) | 月 | 使用料(kWh) | 電気料金(円) | |
3月 | 220 | 5,365 | 9月 | 192 | 4,528 | |
4月 | 193 | 4,765 | 10月 | 181 | 4,165 | |
5月 | 134 | 3,458 | 11月 | 216 | 4,743 | |
6月 | 162 | 4,066 | 12月 | 372 | 7,893 | |
7月 | 201 | 4,899 | 1月 | 367 | 7,801 | |
8月 | 267 | 6,248 | 2月 | 307 | 7.440 |
真夏と真冬を除けば電気代は平均4,500円くらいです。そこに夏場は+2,000円、冬場は+3,500円の上乗せといったところでしょうか。やはり、エアコンは冷やすより温める方が電気代がかかるようですが、全体的に思ったより電気代がかかっていない印象です。
各水槽にヒーターを設置した場合の電気代
冬場に個々の水槽にヒーターを設置した場合の電気代も計算してみました。我が家にある4種類の水槽の水量に合ったヒーターを1日12時間、30日稼働した場合です。1kWh=25円で計算しています。電気代はヒーターのワット数÷1000×稼働時間数(h)×単価(25円)で算出できます。
水槽タイプ | 水量 | ヒーター | 電気代 |
60㎝標準 | 65L | 160W | 1,440円 |
45㎝スリム | 20L | 80W | 720円 |
30㎝キューブ | 27L | 100W | 900円 |
AQUA-U(小型水槽) | 9L | 36W | 324円 |
条件にもよりますが、ヒーター1本あたり月1000円程度の電気代がかかることになります。我が家は30㎝キューブ水槽が4本あるので、各水槽にヒーターを設置したと仮定すると全部で約6,000円かかる想定となります。
メリット、デメリット
設置している水槽の数、大きさ、居住地域の平均気温などにも左右されますが、水槽がたくさんある場合は家庭用エアコンで部屋ごと冷やしたり、暖めた方が電気代が節約できるようです。また、消耗品であるヒーターやサーモスタットを購入しないため節約にもなり、更にヒーター等を設置しないため、水槽レイアウトもすっきりしました。
しかし、水槽ごとに別々の温度(熱帯魚は26℃、シュリンプは23℃など)に設定するなどの調整はできません。また、ディスカスやアロワナなどの27~30℃の高水温が必要となる熱帯魚を飼育する場合はエアコンで管理するのは厳しいかもしれません。
まとめ
主にシュリンプ、メダカを飼育している我が家では、水温は23℃前後で維持できれば問題ないのでエアコン管理に切り替えて正解でした。
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